お知らせ

2024.06.24

当社社員、日本熱処理技術協会より技術精励賞を受賞 新たな浸炭手法の確立が評価

2024年527日に東京工業大学にて開催された一般社団法人日本熱処理技術協会の第97回講演大会にて、当社商品開発部の山本亮介が技術精励賞を受賞しました。
この賞は、熱処理業務に15年以上携わった技術者で、熱処理に関する技術の向上、改善、技術管理、品質管理、省資源、省力化の推進、技術者への教育指導などに精励した者に授与されます。

受賞理由
カーボンニュートラルに向けた新たな浸炭手法の確立、および日本熱処理技術協会の活動への貢献が評価されました。
脱炭素社会に向けて熱処理加工メーカが直面している課題は、CO2排出量の削減です。山本は、浸炭焼入における同課題の解決について研究し、共晶温度以上で浸炭処理を行う超高速浸炭という新たな浸炭手法を確立しました。この浸炭手法により、処理時間の短縮、CO2排出量の削減が可能となります。
また山本は、これまでに培った技能・技術・経験を基に、日本熱処理技術協会の講演会や講習会で講師を務めるなど、同協会の活動も精力的に行っています。

IMG_20240527_164028428◎ _2.jpg授賞式の様子

今後に向けて
当社では、この新しい浸炭手法を用いた超高速浸炭装置 Smart FLEC® Oneを開発しました。社内にデモ用の設備をご用意し、お客様からのデモのご依頼に対応させて頂いております。
本技術に限らず,当社はCO2削減をはじめカーボンニュートラルにつながる研究開発を通して、「地球のため、世の中のため、お客様のため」に貢献しつづけていきます。

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