2020.03.23
アイドリングストップで省エネ化
- カスタマーサービス事例
【概要】
現在お使いの工業炉にアイドリングストップ機能を追加することで、省エネ化や機器の寿命延長が図れ、
ランニングコスト低減やCO₂排出量低減を実現します。当社のカスタマーサービスでは、様々な
アフターフォローを行っていますが、既設炉の機能アップ改造のひとつして、アイドリングストップの
実施例を紹介します。
【実施例】
実施例1 [真空ポンプ間欠運転]
・対象機種:真空パージ式連続炉/GRTP-3221616-A59CV(真空ポンプは2台使用)
・実施概要:プログラム変更と保護回路・制御部品を追加。必要動作時以外では真空ポンプを停止
◇得られる効果:消費電力低減、真空ポンプのメンテナンス頻度低減
◇消費電力低減:△28745kWh/年(稼働350日/年)
◇ランニングコスト低減:△約49万円/年※
◇CO₂排出量低減:△約14ton/年※
実施例2 [油攪拌機間欠運転]
・対象機種:バッチ式KCF浸炭焼入炉/GRT-244824-AF
・実施概要:プログラム変更。必要動作時以外では油攪拌機を停止
◇得られる効果:消費電力低減、油攪拌関連消耗部品の寿命延長
◇消費電力低減:△5250kWh/年(稼働350日/年)
◇ランニングコスト低減:△約9万円/年※
◇CO₂排出量低減:△約2.6ton/年※
実施例3 [攪拌ファン自動停止]
・対象機種:バッチ式KCF浸炭炉/GRT-262824-AST
・実施概要:プログラム変更。炉温200℃以下で攪拌ファンを自動停止
◇得られる効果:消費電力低減、攪拌ファン関連消耗部品の寿命延長
◇消費電力低減:△3240kWh/年(平日のみ稼働250日/年)
◇ランニングコスト低減:△約5.5万円/年※
◇CO₂排出量低減:△約1.6ton/年※
※効果例の条件
電力単価 :17円/kWh(法人用高圧電力)
CO₂排出係数:0.000488ton-CO₂/kWh (環境省2019年度の温室ガス排出量算定代替値)
※標準的仕様における算出効果です。炉仕様、年式、稼働状況により効果は異なります。
バーナ用ブロアの自動停止他、付帯する機器に応じたアイドリングストップが可能であり、複数台、
または他の工事との同時施工により、改造費用を抑えることができます。
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