2022.06.27
エリアセンサ設置による危険回避、安全性向上
- カスタマーサービス事例
【概要】
半導体製造用の横型拡散炉には、ボートエレベータやソフトローダといった機械可動部が
あります。作業者が誤ってその可動域に侵入し、動作中の機器と接触するリスクを回避
するため、既設炉にて実施した改造工事例を紹介します。
【対象機種】
・装置:横型拡散炉
エレベータ、ソフトローダ実装装置
【課題】
本例で改造対象となった炉には、作業者と機械可動部の接触を検知するセンサが装備
されていました。しかし接触式センサは、接触があって初めて機械可動部が停止する
という仕組みのため、作業者と機械可動部が接触する可能性は残っていました。
【工事内容】
ボートエレベータ・ソフトローダ可動範囲内における人の存在を検知できるよう、
レーザースキャン型エリアセンサを設置しました。
・上部2ヵ所(侵入検知用)
・下部1ヵ所(居残り検知用)
【効果】
・レーザースキャン型エリアセンサの採用により、危険領域への作業者の侵入を隈なく
検知することが可能となりました。
・作業者が誤って危険領域に入ったり居残っている場合、エレベータ・ソフトローダを
安全に停止させ、物理的な接触を回避できるようになりました。
近年、過去に導入した古い設備の安全性につて、見直しや強化を希望される事例が増えて
おります。弊社ではそのようなご要望に対し、様々なソリューションをご提案させて頂き
ますので、担当営業、またはこちらまでご相談下さい。