半導体製造装置

2023.08.28

縦型炉 ピッチ可変ロボットによる6インチ用SMIFポッドへの対応

【概要】
  ウェーハピッチ可変ロボットの採用により、生産性を落とすことなく6インチ用SMIFポッド
  に対応可能となりました。

【課題】
  クリーンな環境でのウェーハの装置間搬送が可能なSMIFポッドは、8インチ用が標準です。
  6インチ対応品も存在しますが、その溝ピッチは6.35mmであるため(通常、6インチ用
  オープンカセットは4.76mmピッチ)、プロセスチャンバ内の石英ボートの溝ピッチも
  6.35mmに広げる必要がありました。その結果、1バッチ当たりのウェーハ処理数が減少
  することとなっていました。

【対策】
  ウェーハピッチ可変機能を持つ搬送ロボットを採用し、6.35mmピッチの
  SMIFポッドと4.76mmピッチの石英ボートとの間の搬送を可能としました。

【効果】
  ・1バッチ当たりの処理枚数を減らさずに、6インチウェーハの処理が可能
   となりました。(処理枚数:150枚/バッチ)
   また、このピッチ可変ロボットは、今後増産が見込まれるSiCウェーハの
   処理にも適用可能です。

【対象機種】
   縦型システム VF-5300
   ・対応ウェーハサイズ:6インチ~8インチ
   ・処理枚数:150枚/バッチ

 
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